1971年、アポロ15号にニコンのフォトミックFTNが搭載されました。 宇宙空間では、ラバーやプラスチックが使えず、NASA指定の素材に置き換えて作られたそうです。 はんだ付けもできる限り削減され、内部回路にはコーティング、ボディもレンズも反射を防ぐためにツヤ消し加工がされました。 高度な光学機器を国産化したい…レンズからのスタート 近代技術の国産化は1900年代初頭、どの分野でも急務といわれていました。 それは光学機器でも同じでした。 遡ること100年ほど前の1917年、現在のニコン株式会社である日本工 ...